<年越しそばと節分そば>
現在は「年越しそば」というと大晦日に食べるそばのことを指しますが、昔は節分に食べるそばのことを
「年越しそば」と呼んでいたそうです。つまり、節分そば=年越しそばという訳ですね。
なぜ、節分に食べるのに年越しそばなのか調べてみたところ、
【その①】
旧暦でいうと、ちょうど立春辺りが新年にあたるため、立春の前日である節分に食べるそばを
「年越しそば」と呼んでいた。
【その②】
節分というのは季節の変わり目のことで、立春、立夏、立秋、立冬の前日を指します。
立春の前日の節分は大寒の最終日、つまり冬から春へ季節が移り変わる節目であるので、
大晦日でなく節分を本当の年越しであると考え、節分に食べるそばを「年越しそば」と呼んだ。
以上、2つの説がありました。
どちらも暦通りではなく、実際の季節に合わせての「年越しそば」だったんですね。
現在も出雲地方では節分にそばを食べて身を清める、という風習が残っているそうです。