信州そばの特徴
<善光寺寺町そば>
善光寺の門前にはそば店が多く、さまざまな店が味を競い合っています。
その中で、善光寺界隈で明治期に評判となったのが『しっぽくそば』(しっぽこそばとも)。
お麩、板付け、椎茸、鶏肉などさまざまな具材を乗せた温かいそばで、具材は店ごとに違います。
元々は長野市・権堂町の花柳街を洒落て歩く旦那衆が、芸者を呼びつけてこたつにあたりながら
軽く一杯と粋に楽しんだものだと言われていますが、いつの間にか姿を消してしまったそうです。
しかし、冬に長野を訪れた人たちに温まってもらおうと、約10年前、寺町のそば職人により
「しっぽくそば」は復活しました。これが「善光寺寺町そば」です。
長野にいらしたら、ぜひそれぞれのそば屋の味を楽しんでみてください。